「世界初?AI(CHATGPT)で99%書かれたビジネス書」をご存知ですか?
ホリエモンこと堀江貴文さんが出版したこの書籍は、ChatGPTを使って書かれています。
誰もが思いつくAIでの出版ですが、世界初と謳う本書は文章だけでなく、表紙の画像までもAIによって生成されているというのです。
今回は、この書籍を読んだ感想とライターとしての今後についてお話いたします。
夢を叶える力 を読んでみた感想
「夢を叶えるためにはどうすれば良いのか?」を7つのステップで書かれています。
目次を引用すると、「夢を大きく持て」「目標を明確にせよ」「プランを立てろ」「行動を起こせ」「失敗を恐れるな」「努力し続けろ」「成功を共有せよ」という7つの章になっています。
内容は確かにホリエモンっぽいのですが、なぜだか読みづらいと感じます。
文体がいつもの口調(文調)ではありませんし、一般論が薄く伸ばされたような中身なんです。
丁寧な口調なんですが、そこに違和感があります。
AI調というか、翻訳した文章ぽいというか。。
何故読みづらいと感じたのか考えてみます。
AIの文章が読みづらい理由
なぜAIが書く文章は読みづらいと感じるのでしょう?
それは「独特の言い回し」「読点が多い」「リズムが悪い」という3点かなと思います。
独特の言い回し
ChatGPTが書く文章って独特の語尾があります。
「大切です」「重要です」「必要です」「することができます」
これらが続く文章はほぼChatGPTが書いたと考えていいでしょう。
英文を翻訳したような違和感があり、日本人が書いた文章ではなさそうだと感じます。
読点が多い
読点「、」が多いです。
国語的には正しいのかもしれませんが、現代のウェブ上の文章に「、」が多いと読みづらいです。
適度な読点がいいですね。
リズムが悪い
「〜です」「〜ます」などの語尾は続くと読みづらいです。
特に日本語は、頭の中で音読すると言われていますのでリズム感大事ですね。
本書にあった箇所を記載します。↓
このページに「自分自身」というワード出過ぎですよね笑
人間が書く場合は「自分」「自身」のどちらかだけにしたり、重複し続けないようするはずです。
やはり読みづらいと感じてしまうポイントですね。
ウェブライターとして気をつけたいこと
ChatGPTが書いたビジネス書を読んで感じたことは、AIの文章をコピペすると読みづらいということでした。
それと、実体験でない一般的な内容になるので情報が薄いですね。
しかし、これはGPT-3が書いた文章だそうです。
現時点ではGPT-4があり、こちらは性能がアップしています。
AIの性能が上がると、今回記載したような読みづらさは軽減されるかもしれません。
ですが今回この書籍を読んで感じたのは、人間のライターにも勝ち筋があるということでした。
ぼくはライターとして、AIが出した読みづらさを軽減させるポジションに立てます。
つまり、AIが調べてまとめた文章を人間が添削し編集する。
これからのライティングはこのようになるのではないでしょうか?
AIに淘汰されないよう頑張らないとなって思います。