最近LINE公式アカウントの管理画面に「メンバーシップ」というものが表記されました。
このサービスは以前からありましたが、メニューにデカデカと表記されたのは最近なので改めてメンバーシップについて書きます。
カンタンに言うとサブスクの有料メニューで、会員限定コンテンツの配信などができるようになります。
LINE公式アカウント内で使うことにより、有料会員だけに特別な情報を届けられるメンバーシップについてご紹介します。
LINEのメンバーシップはサブスクサービス
LINE公式アカウントのメンバーシップとはサブスクサービスのことです。
YouTubeのメンバーシップと名称が一緒なので連想しやすいですよね。
月額で課金してもらうことで、メンバー限定のメッセージや特典を送ることができるという機能です。
オンラインサロンの限定コンテンツや、店舗でもメンバー限定の特典(クーポン)を届けることで特別感を演出できるというサービスです。
月額料金をいただけるので、安定した収入の確保に繋がります。
また、課金してくれるお客様は通常のお客様よりもあなたのファンなので、VIPとして待遇すべきです。
誰がVIPなのかが明確になるのも嬉しいですね。
誰でもサブスクが使える?
みんな大好きサブスクサービスですが、誰でも使えるわけではありません。
LINE側から条件が提示されています。
LINE公式アカウントが認証済み
or
ターゲットリーチ(友だち)が200人以上
このどちらかを満たしていればまずはOKです。
↑これはどちらの条件も満たしていない場合の表示です。
アカウントを認証するか友だちを増やしましょう。
↑条件を満たすと、このように「達成済み」と記載されます!
続いてステップ2です。
これは作業者(あなた)の条件です。
LINEアカウントと連携済み
and
管理者権限を持つ
という条件があります。
ログインしているアカウントがLINEと連携されているか?管理者権限を持っているか?ということですね。
スタッフの方が作業する場合には、管理者権限を渡さないといけません。
すべての条件を満たしていれば晴れて申請が可能です。
が、ここからの設定もステップ数があります。
メンバーシッププランの設定 → 審査 → 特定取引に関する表記を登録 → 公開
という流れになります。
意外と面倒そうです。。。
それでもLINE公式アカウントのメンバーシップ機能は使ったほうがいいんでしょうか?
メリットとデメリットを考えてみます。
メリット
LINEでメンバーシップを使う1番のメリットは、公式のものなので怪しさがないということです。
謎のグループ、オンラインサロンってやっぱりちょっと怪しさ感じますよね。。
決済方法が謎のサービスだったりよく見るECサイトだったりPayPay送金だったりすると「大丈夫かな?」と不安になります。
LINEと連携しているサービスだからという安心感があります。
デメリット
デメリットはサービス公開までの面倒さと手数料です。
先述の通り、メンバーシッププランの設定 → 審査 → 特定取引に関する表記を登録 → 公開と、3ステップを踏まないと公開できません。
審査は時間もかかります。
更に、審査後は内容を変更できない仕様になってますのでちょっと金額変えたいときとか中身をちょっと変えたいときには再度メニューを作らないといけません。
(これが安心感を与えるんですけどね)
また、手数料は35%かかります。
1,000円のサービスで350円です。
更に入金時には550円の手数料が発生します。
ということは、1,000円のメンバーシップサービスを作って10人入ってくれても毎月の入金額は5,950円です。
意外と少ないって感じますよね。。
継続的にもらえるお金はありがたいんですが手数料が高いと複雑な気持ちになります。
他のサブスクサービスは?
メンバーシップのメリットデメリットがわかりました。
デメリットであった手数料問題。では、他のサブスクサービスではどうでしょう?
有名なサブスク対応の決済サービスとしてはBASE、Stripeがあります。
BASE
BASEのサブスクは定期便というサービスを選択すればOKです。
手数料は利用料3% + 決済手数料3.6% + 1件40円
振込手数料は250円です。
同様に、1,000円のサービスを10人利用したとすると、8,690円の入金となります。
Stripe
Stripeはオンライン決済のサービスです。
サブスクのメニューもありますが、決済手数料3.6%のみと比較的安価です。
同様に、1,000円のサービスを10人利用したとすると、9,640円の入金となります。
金額ならStripe、安心感ならLINE
LINEのメンバーシップとその他サブスクサービスを比較すると、金額のメリットがあるのはStripe。公式という安心感はLINEという感じになります。
また、Stripeは聞き慣れないサービスなので怪しさを感じられると決済されない可能性があります。
一方でBASEは聞き馴染みありますしアカウントを持っている方も多いので安心感では分があるかもしれません。
あなたのお客様の層に合わせて、LINEのメンバーシップか、BASEか、Stripeかを選択してくださいね!