映画やドラマのストーリー展開って時系列順ではないですよね。
現在地 → 過去 の順で描かれたり、現在 → 未来 → 過去 の順だったりと時間の流れがバラバラです。
当然、時系列に並べたほうが情報としてはわかりやすいのですが、ストーリー性がないのでつまらないものになります。
会社の沿革や歴史の教科書のように事実を正しく理解するのには向いているんですが、読ませる文章には向いていません。
つまり、YouTubeなど動画の台本ライティング、LINEやメルマガのステップ配信ライティングにおいては、シナリオライターのような感覚で文章を作らないといけません。
特にステップ配信では、ゴールには「購入」というお客様の行動が必要です。
どんなに良い商品でも、その魅力を伝えられないと売れません。
そこで使うのがシナリオライティングなのです。
いかに、魅力を伝えるか。いかに、感情を揺さぶるか。いかに、スムーズに読んでもらうか。
このあたりを考えて作り込むことが重要となります。
特に感情を揺さぶるということはかなり重要な部分です。
なぜなら、人はモノを買うときには感情で買うからです。
欲しい!かっこいい!かわいい!おしゃれ!センスあると思われそう!
というポジティブな感情になったときにモノを買います。
そして、買うべき理由を論理的に後付けするんです。
なんとなく買ったという事実だと無駄遣いした気がしますよね。
なので言い訳の理由を無意識に探しています。
環境にいいから。無くなったところだから。仕事をがんばったから。なんて理由ですよね。
つまり商品を販売するシナリオのライティングでは、感情 → 論理的な理由 の順に情報を見せるのが効果的なんです。
まず、欲しいと思わせる。
そして買う理由を作る。
これを上手く使うと、読んだ人に欲しいと思わせられる文章が作れます。
ライティングは、目的によって書き方が異なります。
得意なジャンルを見つけることが、ライターとして進歩する秘訣ですね。